Rie Kato
加藤理恵
一般社団法人国際油脂栄養協会代表理事
油脂栄養の専門家
〜学びは産後から〜
3人の子どもがいます。(小6・小4・小2)
長男の離乳期から発症した数々のアレルギーをきっかけに、食と真剣に向き合ってきました。
喘息が一番酷かった長男。離乳期から肌も弱く、食物アレルギーは三大アレルゲン全部。
病院へ行っても、対処療法=薬だけでは良くなる兆しがなく、これでは根本的原因の解決にはならないと気づきました。
You're what you eat? 〜食べたもので体はつくられる〜
当たり前の事ですが、食べたものでしか体は作られないのですよね。
この当たり前のことに真剣に向き合った結果、ステロイド吸入をしていたひどい喘息は徐々に薬が要らなくなり、寛解。
食物アレルギーは耳掻き一杯から始め、入園前には全種類食べられるようになりました。
アレルギー全般寛解し、2歳差で生まれた次男、長女も同じく食物アレルギーがありましたが、
下二人は幸い軽度、そして長男の頃より早い時期に克服しています。
そんなアレルギーに翻弄された一家が、飛躍的に改善することになったキーポイント、
それは「アブラ」。
つまり、三大栄養素の「脂質」。
これは、どんな油を選んだら良いのかといった単純なことではなく、
カラダの構成成分としての脂質と、エネルギー産生栄養素としての脂質と、両面から考える必要があります。そして様々な食品に含まれる脂質や隠れ油。
脂質栄養学は研究が後発分野のため、未解明な部分が多かったジャンルですが、数十年前から徐々に研究が進み、脂質の生理機能がエビデンスでも明らかになってきました。
口から摂取したアブラが生理活性を起こすことなど、まだまだ一般家庭には知られるはずも無く、私はこの部分のブリッジになりたいと考えています。
食を気をつけ始めるとまず、添加物、農薬、遺伝子組み換えなどを気を付ける方が多く、もちろんそれらを気をつけることも大事なことなのですが、意外と「油」は盲点になっているのではないでしょうか?
実は、油・脂質こそがまず気を付けたいポイントなのです。
油には炎症を起こし、促進してしまう種類のアブラ・抑制する種類のアブラがあります。
脂質(=アブラ)は、身体の構成材料でありエネルギー源です。
カラダにとって脂質はとても意識しなければならない栄養素なのです。
そして、現代人の食生活は自覚なく脂質過剰です。
そこを変えることがバランスよく食べることに繋がり、代謝を正常にし、改善の要になるということを、子供たちを見てきても受講生様を見てきても断言できます。
食は生命の基本。食は、「人を良くする」と書きます。
自分と大切な家族の健康、アブラを知ることから始めてみませんか?

